2016/08/20

「モーニング・ページ」の1冊目

 何かに強く惹かれ、それに出会うことができたときの喜びは、自分の全身が記憶する。(大貫妙子)

 春から久しぶりに再開した「モーニング・ページ」の、最初のノートが今朝で全ページ埋まった。1日1ページしか書かないので、何ヵ月もかかったが、なるだけ少しずつ、じわじわ書いてゆくのが自分には向いている気がしてる。このノートのおかげで今回の『アフリカ』が無事に生まれ、新しいアイデアがたくさん生まれた。最初のページには「メディスン・ホイール」(インディアンの人たちに伝わる輪の絵とその解説)のメモがあり、次のページには3月下旬、アトリエでこれからの1年について話し合ったときのメモがある。今年のはじめに読んだ細野晴臣さんの文庫本『アンビエント・ドライバー』の影響もあった。そこからは自由気ままに思いつくことばをずっと書き連ねた。読者はいない。自分すら読者ではない。が、自分自身はたまに、ちらっ、ちらと覗いて、少しだけ「いただく」ことをしている。新しいノートの準備はとっくに出来てる。

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