2015/07/22

「なんねー」

 原っぱには何もなかったのだ。けれども、誰のものでもなかった何もない原っぱには、ほかのどこにもないものがあった。きみの自由が。(長田弘)

 とりあえず府中からいろいろ引きあげてきて、まだ何の整理もできないまま、今朝はグッタリして起きてからまた眠らせてもらったりして、午後からは外出支援に出て(凄まじい暑さのなか)、夜になって帰宅して入稿作業1件、その他小さな作業をゴソゴソ終わらせて、今日も1日というのはあっという間だった。
 光海は暑さにも負けず、元気だ。よく動き、よく喋る。鹿児島の言い方で「なんねー」というのがぼくの口からポロッと出たのをすぐに彼は真似して、いまでは何か気に入らないことがあるとすぐ「なんねー」と言う(使い方に少し偏りがあるような気もするが)。自分でも忘れていた故郷のことばを、我が子から教わっている。

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