2016/03/12

2歳

 待ちに待った誕生日。というのも、何週間も前から、毎朝、「ちんかんせん、みにいくかぁ? さんにんで、おべんともってぇ」と聞かれていたのだった。そのたびに「誕生日になったらね」と言い聞かせて、親としては、もっともっと後のことかと思っていたが、やはりこの場合も、その日は来てしまう。朝からいそいそと準備をして(ママが)、昼前に出かける。予定は仮にいくつか立てて(はっきりは決めずに)東京駅まで行き、新幹線のホームに入場券で入り、まずは新幹線を眺める。ぶらぶらしていたら、ガラス張りの待合所があり、似たような親子がいるではないか、あそこ、いいね、という話になり、そこで持ってきているお弁当を開ける。シャケとおかかのおにぎりと卵焼き、それに、光海の大好きなシュウマイ。ホームの売店では、新幹線の模型(Nゲージというの?)とシール・ブックが見つかり「買って、買って」と(ことばではまだ言わないが)ねだり買ってもらう。こんなに嬉しそうな彼は久しぶり。ご機嫌で。なぜか「ほっかいどーちんかんせーん」だそうですけど(たしかに似てる)。よかったねぇ。

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