2016/04/27

時間

 世界は人間なしに始まったし、人間なしに終わるだろう。(レヴィ=ストロース)

 何があっても時はすぎ、春が去って、初夏の香りに包まれてくる。終わってみれば全ては「あっという間」なのかもしれないが、最近、ぼくは自分が高校生のころかな、1995年だったか、その前後の年だったか、たぶん正月休みあけに、自転車に乗って鹿児島市電に沿った道を走りながら(学校へ向かっていたのだろうか)、ふと、10年後、20年後にはこのいまの時間はどうなるんだろう? と思った、その瞬間をくり返し思い出してる。何がどうということもない、そのときは、平凡な日常の一コマにすぎない時間だったのだが。

0 件のコメント:

コメントを投稿