2016/04/17

音の糸

 久しぶりに江古田のVieillまで足をのばす。Vieillは、昨年の春に「鳥たちと」でイベントをやって以来、たまに顔を出すようにしてる場所のひとつだ。今月〜来月と市原ひかりさんの絵の展示をやるというので、たのしみにしていた。ひかりさんはジャズ・トランぺッターで、ぼくより少し若い、大好きなミュージシャンのひとりで。絵を描かれるのも知っていましたが、個展をひらくほど(描いていた)とは! Vieillの大山さんからいろいろお話を伺っていたら、ひかりさん本人ともお会いすることができた。外は春の嵐で。気圧の変化が凄まじいことになっている。ひかりさんは土岐英史さんのセッションなんかでは男まさりなアドリブで迫力満点だけれど、奏でるなかには彼女ならではのなんともいえない静謐なサウンドもあり、数年前にはピアノとのデュオで素晴らしいアルバムを1枚つくってる。今日、絵を見ながら、糸を紡いでゆくようなあのサウンドを少し思い出した。

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