2015/11/19

「ワークショップ」というあり方

 もう半月前になるけれど、静岡美術学院へ初めて行き、「インタビュー・ゲーム」のワークショップをやった。夏に吉祥寺でやったものを少し変えて。イントロの部分で「絵を見て感動したことはあるか?」という質問が出たので、面白くて、それを採用して全員に聞いてみたところ、やっぱり「ない」という人がいるんですね。「ない」でも「ある」でもいいんだけど、そこから個々が秘めている「インタビュー・ゲーム」の森へ入ってゆく。で、やっぱり「ある」人ばっかりじゃなくて「ない」人がいたほうが面白いし、「ある」と思っていた人も、「あれ、ほんとうにあるかな?」という気持ちが生まれるかもしれない。最近いくつかの場所で「ワークショップ」をはじめていて、自分のなかで明確に決めていることは、感じ方は個々に委ねよう、ということ。たとえば障害福祉をめぐるワークショップであれば、「自分は障害者を差別している」という人が出てきても良い場にするわけだ。ただし「差別すべきだ」ではなく「自分は差別している」という感じ方を差し出せるような場にしたい。

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