2006年の8月12日に『アフリカ』という雑誌の2006年8月号をいきなり「出す」ことをしてから、今日で丸10年がたった。10年前の表紙(切り絵)は「蝶」で、10年後の表紙(同じ作者による切り絵)は「親指ピアノ」だ(ンビーラとかカリンバとか、アフリカの各地によって名称が違う、かたちや大きさも様々)。先日、最新号の編集作業のなかで、10年前のデータを開いてみたら、お蔵入りにした自分の原稿があって、驚いた。全く記憶がないからだ。読んでみたら、「親指ピアノ」にかんする短いエッセイなので、たぶん、雑誌の名前を決めてから、少しは「アフリカ」(あの大陸の名前)にかかわりのある話を載せたらどうかと思ったのだろう。だろうか、というくらいしか言えないが、とにかくそのときはボツにして、今回表紙になって生きたわけ。「雑誌をやること自体が目的ではない」というのはどういうことだろう。その話はまた明日。
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