人は愛を求めすぎると力を失い、力を求めすぎると愛を失う。どちらが大事かではなく、どちらも大事なのだ。ほんとうに大切なことは、バランスをとることだ。どちらか一方に傾きすぎたら、中心点を探そうとすることだ。(松木正)
久しぶりに松木正さんの本を読み返してる。松木さんはインディアン「ラコタ族の儀式・伝統の継承を許された唯一の日本人」で、引用したこの部分のあとに、「メディスンホイール」の話が出てくる。シンプルな輪に十字、そこに方角(時間、季節、人生の…)、色などが重なって、そこには深い意味が隠されているという。「中心点」ということばも、メディスンホイールの話につながる。迷ったり、悩んだり、耐えたり、内省したりするとき、勇気を出すとき、ぼくはこの話を思い出す。──すべてのものはつながっている。
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