2016/03/14

剥がす日、残す日

 一夜明けて、朝から晩まで雨、雨、雨。で、光海は相変わらず。ぼくは、昨年3月、印刷所から届いて確認のために貼って、そのままにしてあった『からすのチーズ』のポスターをはがして(階段の上の壁に貼り直し)、昨日のパーティーの飾りを残した。先日読んでいた原稿にポスターを剥がすシーンがあり、近々やろうと思っていた。
 息子の成長と共に、親であるぼくにも少しずつ変化があるだろう。ないとウソになるね。「本づくり」の仕事は相変わらずノンビリ、ダラダラ、だけれど、これがぼくのペースなんだ。これは、いま一般的に言うところの「仕事が出来ない」範疇だろうと思う。ものづくりの仕事なんかに手を染めず、最初から対人の仕事に向かっていたら、もう少し真っすぐな人生だったのではないかと(いまなら)思わないでもない。でも、そうだったら、いまのこの暮らしはない。社会的には不適合者で、問題のある人かもしれないが、ぼくをよく知らない人はそう見ないだろうし、すごくよく知っている人もそうは思ってないだろうという気がする。

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