2015/09/07

「本」が見ている夢

 僕はタダっていうのが大好きで、本当は最初から無料で公開したいんですけど、そうもいかなくて。(片岡義男)

 今夜は、この5月まで2年半くらいつづけていったん打ち止めになった「よむ会」の同窓会的な「よむ 会のつづき」を少しだけ。なぜか漱石の「夢十夜」をやることになり、「青空文庫にもあるよね」という話が出たついでに、ぼくは久しぶりに青空文庫で読んでみた。今後は「青空文庫をよむ会」ってどう? と思いもしたんだけど、それだけではアイデア不足な気がするし、きっと誰かやっているからそちらに任せて自分はやりません。
 引用した片岡義男さんのことばは、このページから。片岡さんの作品は青空文庫にもいろいろあるけれど、もうその先へ行っているような気もするし、隣にいて並走しているような気もする。小説とか文学作品とかに興味を失っても、この人の書くものはずっと読んでいるような気がする。「本」が全然べつのかたちになろうとも。

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