何かを作るということは通ってきた道に印を付けていくということに似ている。(石川竜一)
息子にもつきあってもらって、あざみ野まで石川竜一の写真をみに行ってきた。「考えたときには、もう目の前にない」という個展。あざみ野フォト・アニュアルという企画で、1年前は石川直樹展をやっていてそれもすごく良かったので今年も期待していた。ひとりの写真家の、これまでの作品から最新作まで、ある程度の全貌を紹介する企画で、そういうのは意外と少ない。しかも無料でみられる。石川竜一さんは、ぼくより5歳くらい年下で、沖縄の人たちの、生々しいポートレートと風景で注目されている気鋭の写真家だけど、最新作ではまた違う側面もみせている。いろんな作風があり、一連の写真をみたあと、サイトにもアップされている(会場で配布しているパンフレットでは文字化もされている)インタビューを聴いているとすごく面白い。
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