2016/02/20

彼のペース

 退屈を友とすれば大抵のことはうまくいく。(細野晴臣)

 『からすのチーズ』の画伯・しむらまさと君の参加する絵画教室ノコノコに「お供」する。いつも通り仕事はのろい(?)が、「写真撮って」「ほら、ここ」と注文は多い。おれっていつからカメラマンだったっけ? と言いながらパシャパシャ撮る(スマホのカメラで)。「のろい」と書いたが、彼くらいのペースが自然で、こちらが不自然だという気もぼくはしないでもない。でもきっとぼくが彼のペースを手に入れても、この社会ではきっと生きていけないだろう(「障害者」になるしかないわけか)。いや、彼自身、内心苦労していることも多いはず。だからこそぼくは彼から学ぶことができる。お互いにがんばろうという気になった。

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