私は自分のフィクションやエッセイの中に入って来ない多くのことに熱いこだわりをもつ。(スーザン・ソンタグ)
光海が「ちーず、ちーずー」とさかんに言っているので、「いいきぶーん!」と言うと、「ぐわぎゃわーん」(というような奇声をあげてニッコリする。)(どうして「ちーず」で「いいきぶん」なのかは絵本『からすのチーズ』を読んでないとわからないか。)
たまに夜、家で少しのんびり過ごせる時間があるときなんかに、自分がこれまで後にしてきた時間と場所を、いろいろ思い出すことがある。ぼくは幼いころから(集団のなかにいると)「一匹狼」のようだった。30代に入ってからは、それが「風来坊」のようになり。よくここまで生きてこられたな、というような気もする。そうすると、いまここに自分がいて、光海に出会えていることが、何だかとんでもない奇跡のように思えてくる。
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