入試シーズン到来。と同時に、昨年春からやってきたアトリエでのぼくの授業は今年度も終了。芸大・美大を目指す学生たちにとっての「学科試験」の対策で呼ばれているので、それが終わってしまえば、ぼくの役割はいちおう終わりなのだ。しかし、ぼくは「学科試験だけ」を見ているのではなく、彼らひとりひとりの進もうとする方向を一緒になって眺めようとしている。「表現」とか「ことば」をめぐってイロイロサマザマなことをこの1年もたくさん考え、資料集めをして、授業やワークショップの企画を立て、実行に移し、限られた時間の中で精一杯やった。それでもやっぱりみんなが心配、気になるので、ぼくも、あぁ、すっかり「先生」というやつになったのだなぁとしみじみする。今年の春、いくつもの良い別れがありますように。寂しいような気もしつつ、それを願ってる。アトリエを出て、住宅街のなかを歩いて駅まで戻ろうとしたら、やけに印象的な静かな道があった。思わず写真に撮った。
0 件のコメント:
コメントを投稿