「幸福」ということばは、じつは自分が(ひそかに… でもないか)ずっと書いてきた個人的な小説群の底に一貫して流れているキーワードのようなものだった。「幸せな玄関」というのがあるしね。「いつも通りにたたずんで」にも「至福」がどういうものかという記述がある(小川国夫さんとその話をしたっけ)。たしか『アフリカ』でも、「結婚」と「幸福」を一直線に結びつけるような考え方は現代のものだなんてことを書いたことがあったし、忘れているだけでほかにもあるはず。
映画『幸福は日々の中に。』──ぼくは映画の宣伝チームの回し者ではないですが、個人的に応援。7月2日のイメージフォーラムを皮切りに公開。楽しみです。
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