昨日はアトリエへ行く前に新宿の空のほうにあるギャラリーに寄って
東松照明「光源の島」展をみた。1972年の沖縄の「本土」復帰の数年前から、亡くなるまで、沖縄の島々で写真を撮りつづけた東松さん、今回は1973年から1991年までに撮られた写真の、90年代に展示されたことのあるオリジナル・プリントの数々が展示されている(最近になって宮古島で発見されたものらしい)。じわあっと奥ふかくまで沁み込んだような力強い「光」の集まりが、眼の前にあった。いちおう説明を、と思って知ったようなことを書いたけれど、最近、赤々舎から復刻された『新編 太陽の鉛筆』を図書館で見て、知ったのでぼくにはすごくフレッシュなのだ。東松さんの写真は印刷物で見ても視線の向きが面白い。そして話を聞くと政治的なものが内包されているようなのにすごくプライベートだ。せっかちな人というか知識人ぶった人(?)のなかには、写真を見るだけでは「わからない」という向きもあるかもしれない。が、こういう「視線」は信頼できるとぼくは思う。(と、書いてから
こんな記事を見つけた。ご参考までに。)
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