2015/01/27

その時々の歌

 胸にそっとしまっておいた歌。今聴くと、どの曲もみんな夢のような気がする。風のように、影法師のように、それは叫び、吠え、そして賛美する。(ピーター・ゴールウェイ)

 「その時々の歌」というのは、ワーナー時代の『ピーター・ゴールウェイ』が1998年、久々に日本で再発されるというのでピーター・ゴールウェイ自身が書いた短い文章の、なかに出てくるこの文章のこの直前にあることば。商業的成功からは程遠かったと思われるこの人の「歌」を、山下達郎さんがラジオで紹介しているのを聴いてずっと好きで、まだ10代だった自分はくり返し聴いていた。もう20年近く前の話だ(自分はまだ若いと思っていたが…)。久しぶりに出してきて、耳を傾ける。その後、どう? と言われている気がする。

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