それなりに経験を積んでくると、妙に賢くなってしまってというか、あの、何も知らずに突然ぶつかったような感動や、高揚感が懐かしくなるときがある。しかし出会ったときの感触は、もう二度と得られない。完全に忘れてしまわない限りそれはないというか、忘れられたとしても、それはまた新しい別のものであって、かつてあったそれではないのだ。だから二度と得られないものだけれど、せめて、あまり頭を働かせずに、浴びるような体験も意識して求めようと思う。ぼくが頭を働かせてしまう一因は、自分もつくり手であるからだとハッキリしていて、自分ならどうする…? と常に頭は働いている。それは悪いことじゃないのだけれど…
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