2016/10/14

沈黙に慣れること

 ここのところ、吃音の調子が悪い。吃音サンの側から見れば「絶好調」とも言える。と、最近はよく言っている。数年に一度あるかないかの「波」がきてる。こういうときは、良くも悪くも、何かが起こりやすくなる。坦々とはいかない。しかし、楽しみでもある。どうせなら、面白い出会い、面白い発見を得たい。

 週に1度の授業でも、最近、ぼくは話そうと思うことの多くの割合を諦めてしまっている。それでも何か訊かれたら無理してでも応えるのだろうが、訊かれないと話さない(話せないというか)。その分、いつも以上に準備してゆく文章は良いものを、と思うが、それも読まれなければどうしようもない。ぼくがぺらぺら喋って、うまいことをいっぱい言って、みんなを気持ちよくさせて、学んだ気にさせるより、ぎこちなくても、このほうが彼らのためには良いのかも… 自分にはどうか… と考える。まずは声の出ない時間… 沈黙に慣れることだ。

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