2015/11/20

日だまりのなかで

 ぼくたちの住んでいるここは、とても静かで、平和な感じがするけれど、外からは不穏な、ちょっと人が抱えるには巨大すぎる悲鳴のようなニュースや、役所からは人を惑わすような郵便がきたりする。とくにショッキングなニュースを前にしたら、みんな饒舌になるというか、ちょっとした躁状態になっているのを感じる。いろんなことを感じたり考えたりすればよいが、ぼくはひとつだけ気をつけていることがあり、いろんな情報にたいして自分が「評論家」のようにならないようにしたいということだ。

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