木について知りたければ、木のもとに行くべし。(松尾芭蕉)
今日は朝から光海と留守番、の日。いろんなことがあるけれど、元気です。
2015/10/26
2015/10/25
かぐや祭り
障害のある人たちが農作業をしたり創作活動をしたりしている藤沢の「さんわーく かぐや」で、年に一度開催される「かぐや祭り」に、誘われて行ってきた。外出支援中で、知的障害+足腰もあまり強くない若者と一緒だったので、会場に着いた瞬間には「だいじょうぶかなー?」と少し心配したけれど、全然OK。いわゆる「バリアフリー」の対極というか、山の斜面に立っていて、舗装もされていない、歩いていると溝はあるし障害物がたくさんある、来場者で賑わっていて座ってご飯を食べるスペースも限られている、でも、そこかしこにさり気ない心配りがあり、思い思いに楽しんで歌ったり、踊ったりしている人たちがいる、ぼくはなぜか、アルプスの少女ハイジで、車椅子の少女が山へ行くのを思い出した。ちなみに、『からすのチーズ』のしむらまさと君と彼の母も参加して、『からすのチーズ』と『アフリカ』最新号もゲリラ販売させてもらっていた。あの場にいられた本たちも居心地良さそうでしたね! しみじみと、ありがとうございました。また行きたい。
2015/10/24
2015/10/23
2015/10/22
2015/10/21
「自分がどう感じるか」
昨日は夜のワークショップで、終わって、遅くに「一杯」やっていたら「泊まっていけば?」という話になり、久しぶりのカンテツ(徹夜)になってしまい、始発電車の朝イチで帰ってきた。飲んだ量が少ないので平気な気がしていたけれど、眠気だけはどうしようもなく、終日、うとうと、しながら過ごした。カンテツしたのには理由があって、じっくり話したいという学生が残っていたからなのだが、もがいているなら、そのもがきも身方にするくらいの気持ちでやってほしい。そういうとき、考えているばっかりじゃなくて、「自分がどう感じるか」をもっと大事にしてもいいかもね。
2015/10/20
やわらかな
ぼくが吉祥寺へ行く日、今年は7割の確率で悪天候なのだけれど、今日はおだやかな空。7割バッターでも三振することはある。この写真は、作文ワークショップの前に、地下のアトリエから地上へ上がったときの1枚。やわらかな雲が印象的だった。
2015/10/19
「いつも通りにたたずんで」の頃
吉祥寺で開催する作文のワークショップに向けて、今回は自分も書くことにした。テーマは「自作解説」。何を書こうと思ったかと言うと、15年近く前に、大阪芸大の卒業制作用にまとめた小説「いつも通りにたたずんで」のこと。あのころ、10年後の自分が読んで、その当時、自分が何を見聞きして何を感じ、どんなことを考えて、何を大切にしていたか、わかるようなものを書いて残しておこうと思った。アトリエの先生や学生との語り合いを通じて、そのことを思い出したので、この機会に読み返してみようというわけ。実際に読もうとしたら、不思議と気が乗らず、どうしたものかと思ったが、結果的にいろんなことを思い出すことが出来て、なるほど、と思うようなことも見つかった。稚拙な出来、というか、見方によれば実験的な作風の裏に、よくもまぁこんなにいろんな仕掛けをしたものだと思う。その年の文芸学科のグランプリ(最優秀賞)に選ばれた作品だったが、今回ぼくが読み取った内容を、当時ほとんどの人がわかったはずがないと思う。
2015/10/18
2015/10/17
彼らの友情
久しぶりの再会!(光海と彼らはネ)半年ぶりくらいだったけど、生まれて1歳7ヶ月しかたっていない彼にはとても長いだろう。はじめて「えほんやさん」にも行けて良かったねー。(絵本『からすのチーズ』、いい感じで置いて販売してくださっていて、ありがとうございます!)光海とまーちゃんが「話」をしているのを見ていると、とても面白い。
2015/10/16
雨のち晴れ、また雨
吉祥寺での授業、毎週のようにいろんな発見がある。先生と呼ばれてる自分もすごく勉強になる。自分はわかってると思ったら、その途端にダメになる気がするけれど、いまはその気配がない。今夜も面白かった!(それにしても、ぼくが吉祥寺へ行くと7割の確率で雨が降るというのは相変わらず。今日も見事な雨だった。曜日を変えれば晴れるかと言われたら、やっぱり変えた曜日のぶんだけズレて降るのだった。)
2015/10/15
妻の誕生日に昼寝をする亀
ことのはさん(妻)の誕生日で、しっかり休みをとっていて、どんな過ごし方をしたい? と聞いたら、しばらく考えて、家族三人で江ノ島の水族館に行きたい、とのこと。光海はもちろん人生初水族館で、江ノ島の水族館に行くのは三人とも人生初だった。水族館を見て、海を見て、江ノ島へもしっかり渡り(ベビーカーだったのと光海が眠ってしまったので神社の階段の下まで行ってj引き返してきた)妻も子も大満足だったようで、良かった。え? ぼく? もちろん楽しみましたけど、いろいろ撮った写真から選んできたのはなぜかこの写真です。昼寝をする亀。
2015/10/14
カラーズ
音楽作品の成功というのは、スタジオの中であろうと、ライブであろうと、大半はミュージシャンの正しいキャスティングによるところが大きい。彼らの創造的なエネルギーと、精神と肉体の両方から導くことができるかどうか。そこにかかっているように思う。(ジョン・ビースリー)
宮里陽太の2枚目のアルバムをさっそく聴いている。2011年の秋に山下達郎のツアーで初めて聴いたときにも、良いとは思ったが、ここまでの作品を立て続けに出すとはね… 素晴らしかった前作につづいて今回もピアニストのジョン・ビーズリーが音楽面でのプロデューサー。ただ、カルテットによるコンパクトな演奏で「ストレイト・アヘッド」なジャズを演った前作とは大きく変わって、今回はストリングス&ホーン・セクションを従えた贅沢なアレンジで、よりコンテンポラリーな選曲&サウンドになってる。なんてウンチクはともかく、この音! はじまったばかりの達郎さんのツアーでも、どんな演奏を聴かせてくれるか、楽しみです。
宮里陽太の2枚目のアルバムをさっそく聴いている。2011年の秋に山下達郎のツアーで初めて聴いたときにも、良いとは思ったが、ここまでの作品を立て続けに出すとはね… 素晴らしかった前作につづいて今回もピアニストのジョン・ビーズリーが音楽面でのプロデューサー。ただ、カルテットによるコンパクトな演奏で「ストレイト・アヘッド」なジャズを演った前作とは大きく変わって、今回はストリングス&ホーン・セクションを従えた贅沢なアレンジで、よりコンテンポラリーな選曲&サウンドになってる。なんてウンチクはともかく、この音! はじまったばかりの達郎さんのツアーでも、どんな演奏を聴かせてくれるか、楽しみです。
2015/10/13
予告の来客
大阪から、親しくしている吃音の、年上の友人が、「もうひとり」も連れて遊びに来てくれた。この日を楽しみにしていたのだった。以前なら泊まりがけで喋りに行ったり来たりする感じで、今回は短いような気もしたが(でも、良いことだ)、それでもいろんな話ができて、以前のこと、最近のこと、いまのこと、これからのこと、思い出すこと、話しながら気づくことがいろいろあった。よいもんですね。で、その中身をここでだらだら書くのは止めておく。光海も妻も、すごく嬉しそうだった。
ついでに、せっかくなので、というので、山手の洋館、ブラフ18番館と外交官の家をご案内。ブラフ18番館は、ぼくら夫婦がはじめて顔を合わせた場所で、久しぶりだった。彼女は朗読コンサートの主役、ぼくは予告の来客で、到着して、このドアから覗くと、リハーサル中だった彼女が何かをたのしそうに(?)話しているのが目に入ってきたのだった。
ついでに、せっかくなので、というので、山手の洋館、ブラフ18番館と外交官の家をご案内。ブラフ18番館は、ぼくら夫婦がはじめて顔を合わせた場所で、久しぶりだった。彼女は朗読コンサートの主役、ぼくは予告の来客で、到着して、このドアから覗くと、リハーサル中だった彼女が何かをたのしそうに(?)話しているのが目に入ってきたのだった。
2015/10/12
「超える」ということ
ほとんど目に見えないくらい遥か彼方を見ていると、だんだん自分が風景を見ているのか思い描いているのか区別がつかなくなり、心が安らかになる気がします。(西山史生)
今朝は3時すぎに目がさめた。寝たのは21時半か22時くらいで、光海と一緒に寝たのだった。今朝は早くに起きる必要もあったので(そんなに早い必要はなかったが)、せっかくなのでそのまま起き出して、珈琲を淹れて、考え事をしたり、ぼ〜っとしたりする。そんな、朝の時間は、好きだ。最近、急に、4年前のことを思い出すことが多いのだけれど、4年前の秋、府中の部屋で、毎朝、早く(日が昇る前)に起きて、同じように過ごしていた。ぼくには、何事かの結果ではなく、その間の時間にすごくこだわりがある。
今朝は3時すぎに目がさめた。寝たのは21時半か22時くらいで、光海と一緒に寝たのだった。今朝は早くに起きる必要もあったので(そんなに早い必要はなかったが)、せっかくなのでそのまま起き出して、珈琲を淹れて、考え事をしたり、ぼ〜っとしたりする。そんな、朝の時間は、好きだ。最近、急に、4年前のことを思い出すことが多いのだけれど、4年前の秋、府中の部屋で、毎朝、早く(日が昇る前)に起きて、同じように過ごしていた。ぼくには、何事かの結果ではなく、その間の時間にすごくこだわりがある。
2015/10/11
道のり
吉祥寺美術学院で8月に行った「サンデー・ワークショップ」のレポートがアップされている。ぼくが担当した「インタビュー・ゲーム」の回についても、丁寧なレポートがあがっていて、嬉しい(もしかしたら、まだ、これから書き足されるらしいですが)。
彼らとは、じつは、また今月、来月と、ワークショップの場をつくる予定があり(一般に公開されるものではないのですが)、数年の時間をかけてじっくり育ててきた関係や、アイデアや、なんとも言いようのない、いい感じ(?)が見えるかたちに少しずつなってきているようだ。
ぼくが執筆や編集の仕事ではなくて、なにかを教えたり(「教えてる」つもりはないけど)、喋ったり、そういうワークショップのような場づくりをしたりすることも、障害福祉にかかわることも、5年前、ぼくが大阪を離れるとき、すでに(たぶん)予知していた人がいた。と思う。これから、どんな道のりになりますか。
彼らとは、じつは、また今月、来月と、ワークショップの場をつくる予定があり(一般に公開されるものではないのですが)、数年の時間をかけてじっくり育ててきた関係や、アイデアや、なんとも言いようのない、いい感じ(?)が見えるかたちに少しずつなってきているようだ。
ぼくが執筆や編集の仕事ではなくて、なにかを教えたり(「教えてる」つもりはないけど)、喋ったり、そういうワークショップのような場づくりをしたりすることも、障害福祉にかかわることも、5年前、ぼくが大阪を離れるとき、すでに(たぶん)予知していた人がいた。と思う。これから、どんな道のりになりますか。
2015/10/10
2015/10/09
青空
今週もまたアトリエへ行く日。1週間が、とっても早く感じる。授業の準備をする前に、午前中は光海とふたりで森林公園へ散歩に行った。ふたりで散歩に出るのは久しぶりだったかも? よく歩き、よく走った。透き通るような青空の下、森林公園はからすたちで賑やかだった。光海はドングリをひろって、持ち帰ってママにプレゼントしていた。こんな時間が、ずっとつづけばいいのに、と思う。
2015/10/08
「安心」を求めて
ある人と話しながら、ぼくが支援で目指してきたのは「安心」ではないか。と、ふと思った。彼らの可能性をひらくということではなく、ましてや社会を変えるなんて考えてもいない(そんなものは放っておいても変わる、よくもわるくも)。大事にしたいものは何だろう? と考えて、「安心」ではないか。いや、そうではなくて、「冒険」だろうか。少なくともぼくは「支援者」として「冒険」を求めたことはない。でも、どうすれれば「安心」を得られるか、ということは、ずっと考えているような気がする。きみは、どう? と彼らひとりひとりに聞いてみたい気がした。
2015/10/07
相変わらず
連絡がつくだけで、妙に元気づけられる、そういう関係の人がぼくにも少しだけいる。お互いに無事を確認しあっているような、真っ暗闇のなかで、たまに遠くから汽笛を鳴らしあっているような関係。平穏な人生を送ってきたとは言いがたい人同士の優しさがあるような気がする。
こちら、相変わらずです。ちっとも変わってません。ほんとかな? でも、ま、少しくらい変わっても、相変わらずです。
こちら、相変わらずです。ちっとも変わってません。ほんとかな? でも、ま、少しくらい変わっても、相変わらずです。
2015/10/06
『東京モンタナ急行』
知的な好奇心はまるで山火事のようだった。(リチャード・ブローティガン)
そういえば先週、アトリエへ行く途中で道草をして古本屋に寄ったら、『東京モンタナ急行』がまっとうな値段で売っていたので、えいっ! と買って持ち帰った。ぼくがブローティガンを知ったのは15〜6年くらい前で、もちろん片岡義男のエッセイを通じてのこと。大半を古本屋で入手して読んだのだけど(その後、文庫になって入手しやすくなった本もある)片岡さんがそのエッセイで書いていた肝心の『東京モンタナ急行』には出会えず。最近は出会っても高値がついていて(酷いのになると1万円くらいする)、ぼくはそういうお金は払わないことにしているので、スルーしていた。15年待っていた本だけど、せっかくなので一気に読むのは止めて、少しずつ読みます。少しずつ読むのにふさわしい本なんだ。
そういえば先週、アトリエへ行く途中で道草をして古本屋に寄ったら、『東京モンタナ急行』がまっとうな値段で売っていたので、えいっ! と買って持ち帰った。ぼくがブローティガンを知ったのは15〜6年くらい前で、もちろん片岡義男のエッセイを通じてのこと。大半を古本屋で入手して読んだのだけど(その後、文庫になって入手しやすくなった本もある)片岡さんがそのエッセイで書いていた肝心の『東京モンタナ急行』には出会えず。最近は出会っても高値がついていて(酷いのになると1万円くらいする)、ぼくはそういうお金は払わないことにしているので、スルーしていた。15年待っていた本だけど、せっかくなので一気に読むのは止めて、少しずつ読みます。少しずつ読むのにふさわしい本なんだ。
2015/10/05
ひと安心
光海の卒乳はアッサリ進んだのだけれど、やっぱりママは大変そう。昨日はおっぱいが岩のようにカチコチになり、腕を上げるだけで痛いと。なので妻には光海が生まれて以来はじめて、自室にこもってひとりでゆっくり寝てもらって、ぼくははじめて光海とふたりで寝ることになった。で、もう寝るよ、と言ってもなかなか寝ようとしないのはいつものこと。でも、楽しみにしていたNHK-FM の山下達郎ライブ特集を大音量で聴きながら一緒に踊りながら横になっていたらいつの間にか寝ていたね。眠気はいつか来る。気づいたら朝までぐっすりだ。で、午前中のうちに助産師さんが来てくれて、溜まりに溜まった母乳を搾って、マッサージしてもらって、ひと安心。楽になった妻が「オムツを買いに行くついでにハンバーグが食べたい」と言うので、ランチに出かけてきた。
2015/10/04
原美術館と写真の時間
外出支援という仕事をしていて、いいな、と思うことのひとつに、いろんな場所に行ける、ということがある。「どこへでも連れて行って」という感じの人もなかにはいて、そういう人には、ぼくが行ってみたい場所や、好きな場所を紹介することにしているのだけれど、今日は「行ってみたかった場所」へ一緒に行ってみようということにして、品川の原美術館へ初訪問。「そこにある時間〜ドイツ銀行コレクションの現代写真」という企画展も、小さな部屋や庭を使った常設展示も、何より建物自体がとてもいい。とっても気に入りました。
最近のぼくは写真を見ることへの興味がどんどん膨らんできていろいろ見ていますけど、そのことをここでイロイロ書くスペースがないので、またどこかで、少しずつ。ま、あえて「発表」することもないんですけどね。それを言ったら、何ひとつ発表しなくたっていいんですけど。
最近のぼくは写真を見ることへの興味がどんどん膨らんできていろいろ見ていますけど、そのことをここでイロイロ書くスペースがないので、またどこかで、少しずつ。ま、あえて「発表」することもないんですけどね。それを言ったら、何ひとつ発表しなくたっていいんですけど。
2015/10/03
経過報告
光海は予想以上にアッサリしたもので、たまに「まー」(おっぱいのこと)を要求するようなことを言うが、そんなに強く求めるようなことをしない。朝、ぼくが仕事に出てから欲しがったときに「バイバイしたから、もう飲めないよ」と言うと少し悲しそうな顔をしたらしいけれど、その程度というか。とにかくご飯をよく食べるので、おっぱいは精神安定剤というのか、お付き合いというのか、そんな感じになっていた(と思う)。あと、ママのおっぱいが無事に止まるまで、心配が少しつづきます。晩ご飯の時間には、ばーばだけでなく、伯母ちゃんも来てくれて、賑やかで、光海は(チヤホヤされて)むしろご機嫌で。ぐっすり眠れ。
2015/10/02
ふたつの賞状
じつは今日、10月2日で、卒乳(おっぱいバイバイ)をすることになっていた。もう1ヶ月も、言い聞かせて、いよいよその日が来たのだった。ぼくもそれに合わせて仕事を休みにして、一緒に散歩に出かけたりして、夜になって、ご飯を食べて、「感謝状」と「よく飲みましたで賞」状(両方ともママ作)の授与式を行い、お風呂に入って布団を敷いて、光海は寝る前にさいごのおっぱいを飲んだ。よく飲んだね。そしてよく出た。ママ、パパのほうが泣きそう? 数日は何があるかわからないので、ばーばに来てもらったり、いろいろ対策をとってる。
2015/10/01
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