色々とドタバタはあったものの、これらの偶然が生み出した音像は、あの時代に望んで得られるものではなく、それこそがこのアルバムの音が今まで古びなかった最大の理由だと、私は考えています。(山下達郎)
『SONGS』も3枚目だ。今回も前とは全然ちがう(なので3枚とも引き続き愛聴します)。ぼくは1994年盤で「育った」のだった。
今回は、山下達郎さんによる、大瀧詠一さん──というより笛吹銅次(大瀧さんのエンジニア名)へのオマージュになっていて、何だか、古い作品という感じは全くしない(20年前からそうだったけれど)。達郎さんによるリミックスはもちろん、オリジナル・バージョンの最新リマスターも、どちらも(達郎さんは「マニア向け」とのことだけれど)聴けば聴くほどいろんな発見がある。そして、笛吹銅次の仕事がいかにユニークだったか、これを聴くとよ〜くわかった。これにかんしてはいくらでも書けそう。
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